AEO・AIO・SEO

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2026.02

【こんなLLMO/AEO業者には要注意】メンションと引用を知らない業者

弊社にお問い合わせいただいた企業さんから、「以前に別の業者さんと話したけど、メンションや引用という言葉は一度も出てこなかった」という声を何度かいただくことがあります。

これ、実はけっこう気になるポイントなんです。
LLMO/AEOをサービスとして提供するなら、メンションと引用の違いは基礎中の基礎。
どちらを重視するかで施策の方向性はまったく変わりますし、当然、成果にも大きな差が出てきます。
お客さまのビジネスモデルや状況に合わせて、どちらに重きを置いて提案するかを判断できなければ、LLMO/AEOの施策としては不十分です。

メンションとは何か

メンションとは、AIの回答文の中で企業名・ブランド名・サービス名が「おすすめ」として名前が出ることを指します。
社名や商品名・サービス名をAIが直接教えてくれるかたちになるので、認知の獲得につながりやすいのが大きな特徴です。
ユーザーの「候補入り」、つまり想起を獲得するために有効な手段であり、そのためにはブランド自体の認知を高める取り組みが必要になります。

たとえば「LLMO対策 おすすめ 会社」とAIに聞いたとき、回答の中で社名がおすすめとして紹介されるようなケースです。比較・おすすめ・選び方といった文脈で検討リストに入ることで、ユーザーにブランド名を覚えてもらいやすくなります。

bonの実績では、メンション経由の流入はCVR(成約率)が自然検索流入の6.5倍に跳ね上がったケースもあります。「名前が出る」ことの価値は、想像以上に大きいのです。

引用とは何か

引用とは、AIが回答する際の定義・数値・手順などの根拠として、特定のページが参照元に使われることを指します。信頼性の裏付けや情報の正確さを示す役割があり、サイトへの流入にもつながります。こちらはページ単位での取り組みが求められます。

たとえば「LLMOとは」のようにAIに意味や定義を聞いたとき、回答の根拠としてリンク付きで表示されるようなケースです。AIの回答の裏付けとなるため、リンクがあればクリックされやすいという利点があります。

一方で、AI Overviewsなどで回答が完結してしまうと、ユーザーがサイトまで来てくれないという側面もあります。

国内のLLMO/AEO業者の実態

現在、国内のLLMO/AEOサービスで多く見られるのは、引用を増やす施策が中心です。
引用は比較的わかりやすく、従来のSEO的なアプローチの延長で取り組みやすかったり、メンションは効果が大きい分、中長期の施策が中心のため成果が見えづらいからでしょう。

ただ、メンションと引用はそれぞれ目的も施策も異なります。
引用だけに偏った提案では、本来獲得できるはずの成果を取りこぼしてしまうかもしれません。

まずこの二つの違いを理解していない業者に、LLMO/AEOの施策を発注するのはおすすめしません。「メンション」と「引用」——この二つの言葉が出てこない提案書は、少し立ち止まって考えてみてください。

記事を書いた人

小川 力也

プロデューサー

Webデザイナーから業界に入り、現在はWebプロデューサーとしてクライアント様の事業成長をデジタルでご支援。
打ち合わせやヒアリングの際に、お客さまの悩み事を聞くとどうしても感情移入してしまい、長引きがち。
企業のブランディング、サイト解析、コンテンツ作成が得意領域。

自社の売上や利益を目的としたマネーゲームではなく、
「ビジネス=人に役立つこと」と言える世の中にしたい。

趣味はキックボクシング(する方)、バスケ(見る方)、音楽。

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