本日の朝礼
はじめに
bonの朝礼で、AI時代における新しい評価指標「AI-SOV(AIシェア・オブ・ボイス)」について議論しました。
AEOサービスを展開していく上で、「効果をどう測定し、どう説明するか」は重要な課題です。従来のオーガニックトラフィックだけでは測れないAI時代の影響力を、どのように数値化するか。この問いに対する一つの答えとして、AI-SOVという指標を取り上げました。
AI-SOV(AIシェア・オブ・ボイス)とは
シェア・オブ・ボイス(Share of Voice:SOV)は、SEOの時代から存在する概念で、市場の中でどれくらい自社が話題になっているかを表す測定指標です。
AI-SOVは、このAI版です。ChatGPTやPerplexityなどのAI検索において、AIの回答の中にどれだけ自社ブランドが登場するかを数値化したものです。
なぜオーガニックトラフィックより重要なのか
1. AI検索ではクリック数が増えない
従来のSEOでは、クリック数やサイト流入数で価値を測定していました。しかしAI検索では、多くのユーザーがAIの回答を読むだけで満足します。
クリックされなくても、AIの回答内にブランド名が含まれることで認知や印象は蓄積されます。流入数だけではブランドの影響力を測れなくなった今、AI-SOVが重要な指標となります。
2. AIは信頼できる情報源のみを引用する
AIは無数のサイトから無造作に情報を引用するのではなく、信頼されたブランドやサイトを優先して参照します。
「AIに選ばれている」=「AIから信頼されているブランド」という構図が成り立ち、人間による検索順位よりも推薦としての重みが大きいと考えられます。
AI-SOVの測定方法
基本的な計算式
AI-SOV = (自社ブランドが登場した回数 ÷ すべてのブランドの登場回数) × 100

具体例を挙げます。AI検索に対して10個の質問を用意します。
「おすすめのホームページ制作会社は?」
「◯◯エリアで実績のある制作会社は?」
10個の質問中6個で自社が言及された場合、(6÷10)×100=60%となります。この数値が高いほど、市場での存在感が高いと判断できます。
bonでの応用案:重み付けスコアリング
朝礼では、単純な出現率だけでなく、より精密な評価方法について議論しました。
登場位置による重み付け

例えばAI検索で10件の回答で調べたとします。
その中で、あなたの会社が以下のような出方をした際、以下のような計算方法になります。

競合も同じようにスコアを出し、自社の割合を出します。


この方法のメリット
より現実的な評価ができる
AEO施策の成果が見えやすくなる
競合も同じようにスコアを出すことで差が明確になる
こういった方式なら、競合他社との比較や、施策実施前後の変化を定量的に示すこともできます。
測定ツールについて
朝礼では、Ahrefsを使えば同様の測定が比較的簡単にできるという話も出ました。また「逆シェア・オブ・ボイス」として、競合は言及されているが自社は言及されていない領域を発見することで、改善すべきポイントも明確になります。
プロンプトの種類によってもAI-SOVは変化するため、「ウェブ制作会社」「ウェブ制作・開発会社」「ウェブ制作・マーケティング」など、キーワードごとに測定する必要があります。
bonの考え
AEOサービスにおいて、効果を定量的に示すことは避けて通れません。クライアントに対して「AIの回答に出るようになりました」だけでは不十分で、「どれくらい出るようになったのか」「競合と比べてどうなのか」を数値で説明する必要があります。
AI-SOVという指標は、この課題に対する有効な解決策です。
今後、AEOの効果測定においてAI-SOVは標準的な指標になると考えています。
bonでは、基本的な計算式に加えて登場位置や文脈による重み付けを行うことで、より実態に即した評価方法を確立していきます。
記事を書いた人
株式会社bonのアシスタントディレクター。
今年入社したばかりでまだ歴は浅いですが、AEO(Answer Engine Optimization)の奥深さに魅了され、「社内でAEOといえば自分」と言われるようになるのを目指して、日々勉強中。
白米と餃子をこよなく愛し、「美味しい餃子に白米をかきこむ瞬間が一番の幸せ」。
自分の機嫌の取り方には自信があり、あんまり引きずらないタイプ。
休日はJリーグ(ガンバ大阪)をよく見に行きます。好きな選手はジェバリ選手。











